僕は、マグストラタム学園の特待生にして落第寸前の落ちこぼれだ。
このお話は、その落第寸前の僕が、特殊召喚触媒、ケータイデンワを使って
５人の召喚少女達と一緒に、卒業めざしてがんばる物語なんだ。
このお話は、その落第寸前の僕が、特殊召喚触媒、ケータイデンワを使って
５人の召喚少女達と一緒に、卒業めざしてがんばる物語なんだ。
だけど、今はちょっとその話はお休み。説明的な場面の始まりだよ。
その説明的な場面の場所は、いま僕らが戦争している相手の魔族軍の
対ホートウィッシュ方面の補給集積場所なんだ。
その説明的な場面の場所は、いま僕らが戦争している相手の魔族軍の
対ホートウィッシュ方面の補給集積場所なんだ。
アレクサンドラ（以下アレク）：エイミィ。なんだい用事って。
エイミィ：アレック。長、作戦を決めたよ。
アレク：やっとか。ホートウィッシュ攻略作戦だな。
エイミィ：そうだよアレック。
アレク：腕が鳴るねえ。今まで押さえられていたあたしの兵隊にも
ついに暴れどころが出来たってわけだ。
エイミィ：うん、魔族兵は暴れどころだよアレック。だけど、アレックは暴れられない。
アレク：どういうことだ？
エイミィ：長、役割分担決めた。
アレク：いつも通り、おまえが後方の補給を担当してくれるんだろう。
エイミィ：今回は攻城戦。だから、蜥蜴兵ばっかりのアレック、使えない。
アレク：なんだってっ！
エイミィ：今回は、私の飛行兵が主体。獣兵が城壁攻撃をやる。
アレク：だが、私の蜥蜴兵も、城壁を攻めるには役立つはずだ。
エイミィ：アレック、もっと大切な仕事ある。そう長おっしゃってた。
アレク：もっと大切な仕事だと？
エイミィ：うん、大切な仕事。ホートウィッシュ落とすより大事。
アレク：不思議なことを言うな。ホートウィッシュを落とす作戦なんだろう。
エイミィ：アレック………
アレク：そこで話を切るな！
エイミィ：…誰か、立ち聞きしてる。
アレク：誰か？…だれもいないな、気のせいだろう、エイミィ。
エイミィ：気のせいって気がしない。だけど、アレックがいうなら、気のせいでいい。
アレク：何か引っかかる言い方だな。
エイミィ：アレック、信じてる。
アレク：唐突な言い方をするな。何が言いたいのかさっぱりわからないぞ。
エイミィ：魔族兵、攻城には使わない。
アレク：反撃に出てくる王都の騎士団を迎撃するのだな。
エイミィ：それも違う。魔族兵、王都そのものを狙う。
アレク：…また大胆な作戦だねえ。そんなことしなくても、全軍でホートウィッシュ落とせばいいだろう。
エイミィ：アレック、長、こんどの一戦で、戦争、完全に終わらせるつもり。
アレク：それで、王都を落とそうというわけか。
エイミィ：うん、そう。長、今度の戦い、決戦にするつもり。
アレク：それはわかった。だが、それの指揮は私ではないのか。
エイミィ：うん、アレックには、一番大切な仕事を任せたいって長言ってた。
アレク：そんなにじらすな。一番大切な仕事っていったいなんなんだ。
エイミィ：アレック、気に入らない。
アレク：いきなり喧嘩を売るのかあんたは、え？
エイミィ：舌足らずだった。アレック、たぶん、この任務、気に入らない。だけど
別な意味では、アレック、たぶん、楽しんでくれる。
アレク：どういう意味だ？さっぱりわからん。
エイミィ：わからないの、当然。アレック、遊撃隊を組織して後方警備。
アレク：後方警備だって？そんなのなにもあたしがやることないじゃない。
私は前線で暴れてこそ光るのよ。
エイミィ：アレック、エイミィもそのくらい知ってる。だけど長、言ってた。
アレク：なんだって？
エイミィ：アレック、決着つけたい相手、いる。だから、この仕事、受けさせたいって。
アレク：…奴が来るのか。
エイミィ：長はそういっていた。
アレク：長の考えは間違っていたことがない。なら、楽しみだ。
エイミィ：だけど、仕事、後方警備。手抜き、良くないよアレック。
アレク：私がいつ手を抜いた。私は常に全力でやっている。
エイミィ：根の詰めすぎ、よくない。前のめりになると回り見えなくなる。
アレク：…どういう意味だ。
エイミィ：奴来るけど、アレックと決着つけるためじゃない。
アレク：他に目標があるということか。
エイミィ：うん。ここ、落とされたら、魔族軍全滅、補給続かない。
アレク：ここを落とす？ばかなこと言わない。こんなところまで出撃するゆとりないはずよ。
エイミィ：長もそれはわかってる。エイミィもわかってる。だけど、奴、これないとは限らない。
アレク：いいねえ。楽しいね。わくわくするよ。
エイミィ：奴だけ来るとも限らないし、奴を囮に別な本命が来るかも。
アレク：エイミィ！あんた私に嫌みを言いたいのかっ！
エイミィ：考えられる危険、教えてるだけ。アレック、あらかじめ考えておかないと、足をすくわれる。
アレク：わかったわかった。で、あたしが使える兵隊は。
エイミィ：蜥蜴兵がいっぱいいるよ。
アレク：魔族兵は？蜥蜴兵を統率する魔族兵はどれだけ使える。
エイミィ：全員王都攻撃に回すから、アレック、がんばれ。
アレク：無茶いうな！蜥蜴兵は頭が悪い。これで補給を守れというのか。
エイミィ：それをなんとかするのが、アレックのお仕事だよ。
アレックが補給さえ守ってくれれば勝てるよ。
アレク：ふん。…まあ、補給路を叩こうとすれば、おまえが先にホートウィッシュを落とす。
奴１人で来るなら、返り討ちだ。
エイミィ：わかった？アレック。
アレク：大いにわかった。さあ、いつでも来いだ。
エイミィ：…わかったみたいだから、がんばってね。
アレク：…何か引っかかる言い方だな。
エイミィ：アレック、気にしちゃだめ。胃が悪くなる。
アレク：誰のせいだと思ってるんだ。
エイミィ：アレック、カルシウム足りてない。牛乳上げる。
アレク：牛乳はおまえが飲んだ方がいいんじゃないのか。
エイミィ：フラットボディ、気にしてない。
アレク：っ！…まあいい、行くぞ。
エイミィ：いってらっしゃい。
エイミィ：アレック。長、作戦を決めたよ。
アレク：やっとか。ホートウィッシュ攻略作戦だな。
エイミィ：そうだよアレック。
アレク：腕が鳴るねえ。今まで押さえられていたあたしの兵隊にも
ついに暴れどころが出来たってわけだ。
エイミィ：うん、魔族兵は暴れどころだよアレック。だけど、アレックは暴れられない。
アレク：どういうことだ？
エイミィ：長、役割分担決めた。
アレク：いつも通り、おまえが後方の補給を担当してくれるんだろう。
エイミィ：今回は攻城戦。だから、蜥蜴兵ばっかりのアレック、使えない。
アレク：なんだってっ！
エイミィ：今回は、私の飛行兵が主体。獣兵が城壁攻撃をやる。
アレク：だが、私の蜥蜴兵も、城壁を攻めるには役立つはずだ。
エイミィ：アレック、もっと大切な仕事ある。そう長おっしゃってた。
アレク：もっと大切な仕事だと？
エイミィ：うん、大切な仕事。ホートウィッシュ落とすより大事。
アレク：不思議なことを言うな。ホートウィッシュを落とす作戦なんだろう。
エイミィ：アレック………
アレク：そこで話を切るな！
エイミィ：…誰か、立ち聞きしてる。
アレク：誰か？…だれもいないな、気のせいだろう、エイミィ。
エイミィ：気のせいって気がしない。だけど、アレックがいうなら、気のせいでいい。
アレク：何か引っかかる言い方だな。
エイミィ：アレック、信じてる。
アレク：唐突な言い方をするな。何が言いたいのかさっぱりわからないぞ。
エイミィ：魔族兵、攻城には使わない。
アレク：反撃に出てくる王都の騎士団を迎撃するのだな。
エイミィ：それも違う。魔族兵、王都そのものを狙う。
アレク：…また大胆な作戦だねえ。そんなことしなくても、全軍でホートウィッシュ落とせばいいだろう。
エイミィ：アレック、長、こんどの一戦で、戦争、完全に終わらせるつもり。
アレク：それで、王都を落とそうというわけか。
エイミィ：うん、そう。長、今度の戦い、決戦にするつもり。
アレク：それはわかった。だが、それの指揮は私ではないのか。
エイミィ：うん、アレックには、一番大切な仕事を任せたいって長言ってた。
アレク：そんなにじらすな。一番大切な仕事っていったいなんなんだ。
エイミィ：アレック、気に入らない。
アレク：いきなり喧嘩を売るのかあんたは、え？
エイミィ：舌足らずだった。アレック、たぶん、この任務、気に入らない。だけど
別な意味では、アレック、たぶん、楽しんでくれる。
アレク：どういう意味だ？さっぱりわからん。
エイミィ：わからないの、当然。アレック、遊撃隊を組織して後方警備。
アレク：後方警備だって？そんなのなにもあたしがやることないじゃない。
私は前線で暴れてこそ光るのよ。
エイミィ：アレック、エイミィもそのくらい知ってる。だけど長、言ってた。
アレク：なんだって？
エイミィ：アレック、決着つけたい相手、いる。だから、この仕事、受けさせたいって。
アレク：…奴が来るのか。
エイミィ：長はそういっていた。
アレク：長の考えは間違っていたことがない。なら、楽しみだ。
エイミィ：だけど、仕事、後方警備。手抜き、良くないよアレック。
アレク：私がいつ手を抜いた。私は常に全力でやっている。
エイミィ：根の詰めすぎ、よくない。前のめりになると回り見えなくなる。
アレク：…どういう意味だ。
エイミィ：奴来るけど、アレックと決着つけるためじゃない。
アレク：他に目標があるということか。
エイミィ：うん。ここ、落とされたら、魔族軍全滅、補給続かない。
アレク：ここを落とす？ばかなこと言わない。こんなところまで出撃するゆとりないはずよ。
エイミィ：長もそれはわかってる。エイミィもわかってる。だけど、奴、これないとは限らない。
アレク：いいねえ。楽しいね。わくわくするよ。
エイミィ：奴だけ来るとも限らないし、奴を囮に別な本命が来るかも。
アレク：エイミィ！あんた私に嫌みを言いたいのかっ！
エイミィ：考えられる危険、教えてるだけ。アレック、あらかじめ考えておかないと、足をすくわれる。
アレク：わかったわかった。で、あたしが使える兵隊は。
エイミィ：蜥蜴兵がいっぱいいるよ。
アレク：魔族兵は？蜥蜴兵を統率する魔族兵はどれだけ使える。
エイミィ：全員王都攻撃に回すから、アレック、がんばれ。
アレク：無茶いうな！蜥蜴兵は頭が悪い。これで補給を守れというのか。
エイミィ：それをなんとかするのが、アレックのお仕事だよ。
アレックが補給さえ守ってくれれば勝てるよ。
アレク：ふん。…まあ、補給路を叩こうとすれば、おまえが先にホートウィッシュを落とす。
奴１人で来るなら、返り討ちだ。
エイミィ：わかった？アレック。
アレク：大いにわかった。さあ、いつでも来いだ。
エイミィ：…わかったみたいだから、がんばってね。
アレク：…何か引っかかる言い方だな。
エイミィ：アレック、気にしちゃだめ。胃が悪くなる。
アレク：誰のせいだと思ってるんだ。
エイミィ：アレック、カルシウム足りてない。牛乳上げる。
アレク：牛乳はおまえが飲んだ方がいいんじゃないのか。
エイミィ：フラットボディ、気にしてない。
アレク：っ！…まあいい、行くぞ。
エイミィ：いってらっしゃい。
エイミィは、部屋を出て行くアレクサンドラを座ったまま見送る。
それから、手元の命令書の束を確認すると、自分もまた部屋を出て行った。
それから、手元の命令書の束を確認すると、自分もまた部屋を出て行った。
・・・・・・
とまあ、ここまでが説明的な場面だ。
こんどは…
こんどは…
まどか：私たちも説明的な場面ですね。
卯月：説明的って言っても、ボクらは説明するほどのこともないよ
マスター：今僕たちは王都に向かってるんですよね。
ルシード：そうね。今は王都に向かってるわね。
ティセ：ご主人さまぁ、逃げるようなことして、いいんですかぁ
アスレイ：逃げてるんじゃないわ。王都に報告するのも立派な仕事よ。
レッジ：だけど、そんな任務なら早馬でいいだろ。なんで歩いてるんだ。
マキ：途中、敵が待ち伏せしてる、ってことですね。
晶：この道の途中に待ち伏せが来てるなら、よっぽど前から準備してたのね。
結：姉さん、それだけの時間はあったと思いますよ。
ルシード：ま、そういう事ね。魔族軍が今度の攻勢を準備する時間は、余るほどあったはずよ。
アスレイ：ええ、ですけど、これほどの人数がただ連絡のため、それも歩いて行くのは不自然ではあります。
マスター：うーん。それはそうかもしれないけど、何かヒルダさんにはかんがえがあるんじゃないかな。
ルシード：…アスレイ、今どこ？
アスレイ：地図の上ですと、ここになります。もうすぐ分かれ道ですね。
マスター：分かれ道って、どこへ行く道があるの？
アスレイ：昔、魔族の村に向かう道があったのよ。こんどの戦争で閉鎖になってるわ。
マスター：ふーん。じゃあ、迷わないように行けばいいんだね。
アスレイ：そうよ。
まどか：マスター、あれがその分かれ道ですよね。
マスター：ああ、そうだね。あの道じゃ絶対に間違えようがないね。圧倒的に王都への道が広いよ。
卯月：いっちばーん！
ルシード：あ、卯月！そっちじゃないわ。…私たちが行くのは、こっちよ。
アスレイ：ルシードさん。それって、魔族の村に行く方じゃない？
ルシード：ええ、そうよ。こっちであっているの。私たちの本当の任務、そろそろみんなに教えておくわね。
レッジ：本当の任務？王都へ連絡に行って援軍をもらうっていうのは、嘘だったんだ。
ルシード：作戦って言って欲しいわね。私たちの任務は、魔族軍の補給中枢を吹き飛ばすことよ。
アスレイ：吹き飛ばす…ブルーフェザーの先導なんですね。
ルシード：違うわ。私たちだけで本拠を破壊するの。
マスター：そんな無茶苦茶な…なんで僕がこんな任務にかりだされるんだろう…
ルシード：怖じ気づいた？
マスター：いいえ。必ず僕は課題を果たして召喚術師になるんですから。
ルシード：いい返事ね。かならず生きて帰るわよ。
ティセ：はうぅ…その台詞って、死亡フラグじゃないんですかぁ
レッジ：気にするなよ。フラグなんて迷信だぜ。
まどか：マスター。必ず、生きて帰って、卒業しましょうね。
卯月：なんだか、ボク達、特殊部隊のエリートみたい。
マキ：こんな重大任務の一員に、マスターがなぜ選ばれたのか、全く理解できませんね。
卯月：説明的って言っても、ボクらは説明するほどのこともないよ
マスター：今僕たちは王都に向かってるんですよね。
ルシード：そうね。今は王都に向かってるわね。
ティセ：ご主人さまぁ、逃げるようなことして、いいんですかぁ
アスレイ：逃げてるんじゃないわ。王都に報告するのも立派な仕事よ。
レッジ：だけど、そんな任務なら早馬でいいだろ。なんで歩いてるんだ。
マキ：途中、敵が待ち伏せしてる、ってことですね。
晶：この道の途中に待ち伏せが来てるなら、よっぽど前から準備してたのね。
結：姉さん、それだけの時間はあったと思いますよ。
ルシード：ま、そういう事ね。魔族軍が今度の攻勢を準備する時間は、余るほどあったはずよ。
アスレイ：ええ、ですけど、これほどの人数がただ連絡のため、それも歩いて行くのは不自然ではあります。
マスター：うーん。それはそうかもしれないけど、何かヒルダさんにはかんがえがあるんじゃないかな。
ルシード：…アスレイ、今どこ？
アスレイ：地図の上ですと、ここになります。もうすぐ分かれ道ですね。
マスター：分かれ道って、どこへ行く道があるの？
アスレイ：昔、魔族の村に向かう道があったのよ。こんどの戦争で閉鎖になってるわ。
マスター：ふーん。じゃあ、迷わないように行けばいいんだね。
アスレイ：そうよ。
まどか：マスター、あれがその分かれ道ですよね。
マスター：ああ、そうだね。あの道じゃ絶対に間違えようがないね。圧倒的に王都への道が広いよ。
卯月：いっちばーん！
ルシード：あ、卯月！そっちじゃないわ。…私たちが行くのは、こっちよ。
アスレイ：ルシードさん。それって、魔族の村に行く方じゃない？
ルシード：ええ、そうよ。こっちであっているの。私たちの本当の任務、そろそろみんなに教えておくわね。
レッジ：本当の任務？王都へ連絡に行って援軍をもらうっていうのは、嘘だったんだ。
ルシード：作戦って言って欲しいわね。私たちの任務は、魔族軍の補給中枢を吹き飛ばすことよ。
アスレイ：吹き飛ばす…ブルーフェザーの先導なんですね。
ルシード：違うわ。私たちだけで本拠を破壊するの。
マスター：そんな無茶苦茶な…なんで僕がこんな任務にかりだされるんだろう…
ルシード：怖じ気づいた？
マスター：いいえ。必ず僕は課題を果たして召喚術師になるんですから。
ルシード：いい返事ね。かならず生きて帰るわよ。
ティセ：はうぅ…その台詞って、死亡フラグじゃないんですかぁ
レッジ：気にするなよ。フラグなんて迷信だぜ。
まどか：マスター。必ず、生きて帰って、卒業しましょうね。
卯月：なんだか、ボク達、特殊部隊のエリートみたい。
マキ：こんな重大任務の一員に、マスターがなぜ選ばれたのか、全く理解できませんね。
晶：任務っていうのは、重大であればあるほど、成功率は高くなる物よ。
結：姉さんの楽天主義にあやかりたいです。
マスター：悩んでも仕方ないってば。やるだけやろうよ。…ルシードさんだって、死ぬような作戦に参加してるはず、ないんだからさ。
まどか：ルシード・アトレーほど面目を施したいわけじゃないし、死にたくもない、ですね。
ルシード：あはは。私程度の面目じゃ死んでも死にきれないわよ。…でも、その意気よ。
アスレイ：ルシードさん、それが意気なんですか。
ルシード：意気よ。臆病さと責任感は、任務を果たすための車の両輪よ。
レッジ：勇気はいらないのかよ。
ルシード：臆病さがなければ、一体何に対して、勇気を発揮するのかしらね？
レッジ：それは…………敵………
ルシード：自分の弱さを認めなければ、勇気なんて、出しようがないでしょ。
レッジ：それはそうだけど…
ルシード：納得いかない？この任務が終われば、いやでもわかるわ。…生きて帰れればね。
マスター：そんな危険なことなんですか？
ルシード：普通に考えたら、生きて帰れるはずがないわ。…だけど、生きて帰るわよ。
ティセ：ご主人様がそうおっしゃるなら大丈夫ですぅ
結：姉さんの楽天主義にあやかりたいです。
マスター：悩んでも仕方ないってば。やるだけやろうよ。…ルシードさんだって、死ぬような作戦に参加してるはず、ないんだからさ。
まどか：ルシード・アトレーほど面目を施したいわけじゃないし、死にたくもない、ですね。
ルシード：あはは。私程度の面目じゃ死んでも死にきれないわよ。…でも、その意気よ。
アスレイ：ルシードさん、それが意気なんですか。
ルシード：意気よ。臆病さと責任感は、任務を果たすための車の両輪よ。
レッジ：勇気はいらないのかよ。
ルシード：臆病さがなければ、一体何に対して、勇気を発揮するのかしらね？
レッジ：それは…………敵………
ルシード：自分の弱さを認めなければ、勇気なんて、出しようがないでしょ。
レッジ：それはそうだけど…
ルシード：納得いかない？この任務が終われば、いやでもわかるわ。…生きて帰れればね。
マスター：そんな危険なことなんですか？
ルシード：普通に考えたら、生きて帰れるはずがないわ。…だけど、生きて帰るわよ。
ティセ：ご主人様がそうおっしゃるなら大丈夫ですぅ
こうして、僕らは、遊撃隊として、とんでもない任務に参加する事になってると教わった。
確かに、ヒルダさんが自らなんども学校に足を運ぶだけの重要なことだ。
だけど、なんで、それに僕が参加することになったのか、僕はまだよく飲み込めてなかった。
確かに、ヒルダさんが自らなんども学校に足を運ぶだけの重要なことだ。
だけど、なんで、それに僕が参加することになったのか、僕はまだよく飲み込めてなかった。