カスミ：そういうわけで、P-3シリーズはこれにて完結です。
　Ｐ−７：外伝は時々出るかもしれないけどね☆
　　　瞳：ところで、なんでこれで完結なの？
　Ｐ−４：…主役がＰ−３ですから……
　Ｐ−７：そういうこと☆主役がいなくなったら、お話は終わりでしょ。
　Ｐ−３：勝手に殺さないでほしいの。
　　十夜：ちーす。
　誠志郎：ったく、おまえら本当に言いたい放題だな。
　　　瞳：あ、こんにちは雲野。なんだ、柊も来たんだ。
　誠志郎：なんだはないだろ。仮にも主要メンバーなんだぜ。
　Ｐ−６：ふふっ。ちゃんと食べ物はよういしてありますよ。たっぷり召し上がれ。
　誠志郎：さすがＰ−６。気が利くな…って、あれ？なにこれ。
　Ｐ−６：御飯ですよ。
　誠志郎：いや、御飯はわかるぜ。
　Ｐ−６：お茶もありますよ。
　誠志郎：いや、そういう問題じゃなくてさ…
　Ｐ−６：ノリも十分にありますから、遠慮無くどうぞ。
　　十夜：誠志郎、出された物にもんくを言う物じゃないな。
　誠志郎：ちぇー。じゃ仕方ないか、いただきます…
　カスミ：文句を言いながらでも食べてるんだ。
　誠志郎：そりゃ、出された物を無駄にしちゃ罰が当たるからな。
　　先生：みんな揃ったかね。
　誠志郎：一応は揃ったんだろ。まだ、理子ちゃんに由佳里ちゃんやマナやシルフィや要さんや佐伯先生や
　　十夜：壬生さんに桐生にビショップやジョーカーもいないな。
　　先生：全員登場となると、ずいぶんな人数になる物だな。
　カスミ：お父さん。当然だよ。本編だけでたくさんキャラクターがいて、その上にオリジナルキャラがいるんだから。
　誠志郎：ジョーカーやビショップは、結局このシリーズで全く出番が無かったな。
　Ｐ−３：話の筋に絡みにくかったからだと思うの。
　カスミ：うん。Ｐ−３の言う通りかな。私たちとあまり年代も揃わなかったし。
　　　瞳：その分を、Ｐ−シリーズが埋め合わせたのかな。
　カスミ：うん。そうかもね。

 

ここらで、すこし回想話。

 

元々、WtEWって、Ｐ−３という単発ＳＳでした。
Ｐ−３があまりに可愛いんで、作者的にＰ−３の出るお話をもっと読みたい、という気持ちが
ＷｔＥＷという、ひとつのお話になりました。
その後、後日談がちょこちょこ追加されました。
この辺り、平成義経伝が出来て、そのまた後日談が出来たのと基本的には同じです。

その後、ＰＢＷのＡｔＮで、マナやシルフィ達がＮＰＣとして追加されましたが
参加者減少で開店休業状態に陥ってしまいました。
で、落ちもなしに転がってたものを、WiFで完結させて、今に至るわけです。
よく考えたら、これ、足かけ８年掛かりですね。

 

　　先生：結局完結せずに放置されている”ブルーフェザー出撃せよ”もあるようだがね。
　カスミ：あれは、エターナルガールコーリングで無理矢理落ちをつける変則になりましたね。
　Ｐ−６：他のお話はいいでしょう。それより、私たちのお話をしませんか。
　誠志郎：そうだな。ところで、Ｐ−３って、結局、どうなったんだ？
　Ｐ−３：人格を持つエネルギージェネレーター兼情報端末。簡単に言うとロボットの一種なの。
　Ｐ−７：ナイト２０００みたいな？
　Ｐ−３：そんな感じかもしれないね。
　　十夜：…どうして、こんな事になったんだろうな。

 

ここらで、少し楽屋裏。

 

ＷｔＥＷで名城が死亡しているのは、どうしても主人公サイドに死者を出したかったからです。
デバイスレイン本編が、無関係な人は次々死ぬのに、主人公の関係者がまるきり
死なないのが不満だったので、自分のお話では、絶対に主人公側から誰か殺そうと思ってました。

選ばれたのが名城なのは、オーギュメントが”ジーザス・シュラウド”だから、後で
復活させることが出来ると思ったのと、何より、Ｐ−３の恋敵は皆殺し、という方針だったからです。

 

　　　瞳：つまり、Ｐ−３の恋路のじゃまをすると、死亡フラグってこと？
　カスミ：あのときはそういうことだったみたいです。
　Ｐ−３：ごめんなさい…わたしのせいで…
　　　瞳：いや、今あやまられても困るし、結果オーライだし、いいよ、気にしてないから。
　誠志郎：そーそー。俺は感謝してるんだぜ。
　　十夜：ちょっと不謹慎なねただな。
　　先生：仕方ないだろう。事実なんだから。
　Ｐ−６：ふと読み返してみましたけど、意外にＰ−３シリーズはお話が少ないんですね。
　誠志郎：そりゃ比較対象だろ。義経伝関係が多すぎるんだ。
　　十夜：まあな。

 

Ｐ−３シリーズを書いてるころは、月に２作でしたから。
今は週１作か２作作ってますから、製作量は２倍から４倍です。
今じゃ、P-3シリーズより、エターナルガールコーリングの方が、多いぐらいでしょう。

 

　Ｐ−７：話の分量は、こっちの方が多いかもね。Christmas treeは最長なんでしょ。
　　先生：あれは登場キャラクターが多かったからね。
　誠志郎：そうそう、背後霊が”こんなたくさんキャラが出る話は二度とやらない！なんてぼやいてたぜ。
　Ｐ−６：ふふ。懐かしい話ですね。
　　　瞳：あそこから数えても、６年ぐらいは経ってるのかな？
　　十夜：…この話は、現実時間リンクで時間が経過したからな。
　Ｐ−３：最後のWiFだけは、すこし巻き戻してるの
　Ｐ−４：…放置されていた期間は、時間経過が無かったことにしたそうです…
　Ｐ−７：ねえねえ、ちょっと聞いていい？
　　先生：なにかな、Ｐ−７。
　Ｐ−７：ねえ、なんで、ＷｔＥＷの続編って無かったの？WiFって、基本的な構想はあったんでしょ。

 

ええ、ＷｉＦの基本構想は、ＷｔＥＷの完結時からしばらく後にはもう考えてました。
由佳里ちゃんが最終兵器で、彼女が出てくるようなもっとすごい敵が出る、ってだけですけど。
ただ、どこぞの９．１１テロでのツインタワー崩壊で、このお話自体が
かなりシャレにならなくなったんで、放置してしまったんですね。

 

　Ｐ−７：シャレにならないって？
　　先生：たぶん、ツインタワーの崩壊だろう。ダイス本部を壊滅させるのと同じやり方だったからね。
　Ｐ−７：えーなんでー。私は存在波崩壊でビルの基部を崩壊させただけだよ。
　Ｐ−４：…飛行機の突入で…ツインタワーが崩れたのと…基本的には…同じ事です…
　誠志郎：最初のきっかけが違うってだけかよ…
　　十夜：…現実が、お話の上を行くことは、よくあるからな。
　誠志郎：じゃ、俺を超える胃袋の持ち主だって、ごろごろいるわけだ。
　　十夜：いや、それは絶対にないだろう。
　誠志郎：おまえ、そのいいかたはないだろ…
　　先生：さて、もうお開きでいいかな？特に語るべきことも、もうないだろう？
　Ｐ−７：えー、これで、もう私たちの出番は永久に終わり〜。まだやりたいこといろいろあるよー。
　Ｐ−６：いろいろあっても、強い敵と戦いたいってことだけでしょう？
　Ｐ−７：うん、そうだよ。
　誠志郎：基本的にはもう、ドラゴンボールみたいに敵のインフレをやるだけだろ。
　Ｐ−７：えーだって、そういうお話が一番盛り上がるんじゃないの？
　Ｐ−３：そういうので盛り上がれるのは、漫画やアニメだけだと思うの。
　Ｐ−７：じゃ、アニメ化決定！
　誠志郎：無茶言うなよ。
　　十夜：アニメ化か。moo系関係のメディアミックスだと、結局ひとつもなかったな。
　誠志郎：今みたいに粗製濫造されてる時代でもなかっただろ。
　Ｐ−７：んじゃんじゃ☆今ならありえるかな？
　Ｐ−３：あの売り上げだと無理だと思うの。
　Ｐ−７：えー、Ｐ−３は夢がないよ〜。
　　先生：夢を見るのもいいが、多少は現実を踏まえないとな。
　Ｐ−６：先生がいう言葉でもないでしょう。
　　先生：私は現実を踏まえているつもりだよ。
　　　瞳：最終兵器を量産して力ずくで平和って、現実的なんですか？
　誠志郎：どっちかというと、○ぺの読み過ぎだよな。
　Ｐ−７：あんなの全部読めたら人間じゃないよ。
　　十夜：…翻訳に１ヶ月以上かかるものを、あれは、週間でやっているな。
　　　瞳：あれだけ書いていれば生活出来るのかな。
　誠志郎：そうかも。
　Ｐ−４：…そろそろ…お開きにしましょうか…
　　先生：もうそういう時間かね。時間はまだまだ十分にあるはずだろう？
　Ｐ−３：時間はあっても、話題がないと思うの。
　カスミ：うん、そうかもね。話す前はいろいろ話す事があるような気がしても
　　　　　いざ話をしてみると、特に、何か言うべき事もないような気がするね。
　Ｐ−４：…話すことより…行動が…大事なのでしょう…
　Ｐ−７：綺麗に結論が出たことで、これから何するかみんなで言ってみようよ。
　　先生：これから、って、Ｐ−７。これがエピローグなんだよ。
　Ｐ−７：これは、お話の終わりなんでしょ。私たちの終わりじゃないよ。
　カスミ：お父さん。これは、Ｐ−７の言うとおりだと思うよ。
　　先生：…なるほど。そうかもしれないな。
　Ｐ−４：…ディゾナントの設計生産プラントの開発が必要ですね…
　　先生：ああ、ＳＣ空間利用のアミューズメント施設か。あれもいろいろ作ってみたな。
　　　瞳：柊、ほら、あんたなんか言うことあるでしょ。
　誠志郎：今貯金してる最中だってば名城。３ヶ月分貯めるのって、大変なんだぜ。
　　十夜：俺の方は、あるにはあるんだが…
　Ｐ−３：予定金額までもう少しなの。カスミ、待っててね。
　カスミ：え、ええと…
　Ｐ−６：若いって、いいですね。
　　先生：開発順から行けば、Ｐ−５の方が古いんだよ。
　誠志郎：どこかの魔砲少女だと、稼働順と番号は関係ないみたいだけどな。
　　先生：私は個人でやっていたから、あんな風に同時開発は出来なかったんだよ。
　Ｐ−４：…先生は何を開発するんですか…
　　先生：私は、Ｋ−ｕｎｉｔの改良で手一杯だよ。将来は、私を超える人たちが現れるだろう。
　　　　　いや、もう、だいぶ空木君の方が進んでるかもしれないな。
　Ｐ−４：…それは買いかぶりすぎです…
　Ｐ−７：それじゃ、とりあえずカーテンを降ろすね。
　　　　　アンコールは…
　カスミ：Ｎｅｖｅｒ　Ｓａｙ，
　Ｐ−３：Ｎｅｖｅｒ　Ａｇａｉｎ．

 

 

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